ジャングルジムの早川です。

自由に書かせてもらいます!!

答えのない問いを考える

今年度はこんな調子ですので、学校説明会には出かけられていませんが、ブログタイトルにもありますように、答えのない問いを考える力という言葉はさまざまな学校の説明会でしばしば登場してきます。
(私の母校の説明会でもガッツリ言ってました。)

さて、今まさにこの答えのない問いを考えるということに全ての人が向き合っています。
国は、安全を取るか経済を取るか
会社は、生き残るためにどのような体制をとるか
個人も今まで考えたことのないようなことを考えているかと思います。

さらに、それらの答え合わせはいつになるかわかりませんし、誰がその答え(らしきもの)を示すかということによってもそれは、いろいろと変わってくるのではないかとも思います。

例えば、私は幕末の政治史で井伊直弼を取り上げる際には、4〜5つの重要事項をまとめて覚えてもらうために、
【朝廷の許しを得ずに、日米修好通商条約を結んだ挙句に、逆ギレ(安政の大獄)したから結局、桜田門外の変で暗殺された大老
と教えますが、果たして井伊直弼の判断は間違っていたのかというと、みなさんがご存知のように、日本が植民地にされてしまい今ごろ日本人が英語で話していたかもしれないというもしもを防いだとも言えます。

国レベルの大きな主体が下す判断であれば、先の大老の例のようなことも言えるのですが、ジャングルジムのような小さな主体の答え合わせは早晩やってきます。
ここで、【解答がなかったんだからしょうがないじゃないか。】と騒いでみたり、
【正解ではないにしても、許容解として部分点くらいはもらえるだろう】などととぼけてみても何も起きません。

なかなか難しいところですが、私の母校は受験に縛られない環境の中で、答えのない問いについて考える力や幅広い視野を鍛えるということを、魅力のひとつとして挙げていますので、ここはひとつ愛校心溢れる1人のOBとしての矜持を示そうじゃないかと思っているところであります。

答えがないからといって、藪から棒に思いつくままをするのではなく、よく考えて今回の件、そしてその先の分岐点で模範解答といえるようなものを出せることを求めていきたいと思います。

問1 本文中でジャングルジムと対照的なものであるといえる表現を10字で抜き出しなさい。

 

問2 本文中の矜持の意味に最も近いものを選びなさい。
ア:自慢
イ:自負
ウ:才能
エ:努力

 

問3 藪から棒の意味としてもっとも近いものを選びなさい。
ア:思いもよらないことを唐突に行うこと。
イ:そっけなく、乱暴な様子。
ウ:どこからともなく現れてはどこへともなく去っていくこと。
エ:余計なことをしてかえって悪い結果となること。